学部概要
中央大学理学部は、1968年に設立され、学内で最初に創設された学院です。当学部には、最も基礎知識から最 先端までの学科があり(学科の紹介は以下の通りです)、理学部内には国際水準の高エネルギー・強磁場物理研究センターと、量子技術センターが設置されています。すべての教員たちが、研究力に加えて教育・サービスへの熱意を兼ね備えています。台湾で最も知名度が高い学部の一つです。理想と熱意を持つ学生の就学を心から歓迎します。

数学科の教員の専門研究分野は、解析学、幾何学、代数学、微分方程式、確率統計学、組合せ数学と離散数学、数値解析、科学計算および応用数学などに大別されており。数学のほぼすべての分野を網羅しています。包括的な発展を遂げている学科です。数学の研究に興味があり、さらに研究を進めたい学生の皆さんの入学を歓迎します。

物理学科は、学生に質の高い教育と研究環境を提供することに力を注いでいます。最先端の科学研究に多くの資源を投入するだけでなく、学生の国際的な視野の育成も重視しています。特に、学生が国際的な学術交流に積極的に参加することを奨励し、世界のトップクラスの研究室との交流や共同研究を長期的に行っています。物理学科の研究分野は物性物理学(半導体、ナノ粒子、表面物理学、磁性体など)、高エネルギー理論と実験物理学、重力理論および重力波実験、プラズマ物理、原子と分子、レーザー強磁場物理など幅広く先進的な研究を網羅しています。

化学科には、充実した教員陣、あふれる教育への熱意、多様な研究分野、十分な設備や機器が整備されています。基本的な有機化学、無機化学、物理化学および分析化学に加えて、合成化学、分析技術および化学理論を基盤とした、材料科学、環境分析化学およびグリーンサスティナブルケミストリーの新たな研究も展開しています。現段階では、触媒およびエネルギー化学の分野にも積極的に取り組んでおり、学内外および国内外の研究機関と協力して、学際的な知識と研究のブレイクスルーを目指しています。

光電科は、台湾で唯一の光学に特化した学科です。国内で最も充実した光学関連のカリキュラムと研究を持っています。世界をリードする動的ホログラフィ技術、量子情報技術、薄膜光学と工程、フォトニック結晶、マイクロ光MEMS、ナノ・マイクロ光学などを含み、光情報、非線形光学、メタマテリアル、人工知能、AR/VR/MR技術、液晶オプトエレクトロニクス、色彩科学および工学、光ストレージ、映像技術、太陽光発電、固体照明、生物医学画像処理および検査などに応用されています。光電科は、社会に貢献し、産業と学術のギャップを埋める研究方針を堅持し、世界中の産業界・政府機関・学界・研究機関のと連携で、研究力を高め、理論と実践を兼ね備えた最高水準の学科です。

統計研究科は1979年に設立され、現在は修士課程と博士課程のプログラムを提供しています。統計科は「教育と研究の両立」を理念とし、学生の自主的な思考力と創造力を育成しています。教育と研究分野は、非常に幅広く、理論統計、生物統計、臨床試験、工業統計、財務統計、応用確率、空間統計、データサイエンス…など多方面にわたっており、優れた教員陣と完璧な学習環境を備えた学科の一つです。統計科は、学生が国内外の学術セミナーへ参加を奨励しており、産業界や医療機関と連携してさまざまな専門人材を育成しています。すべての学生が奨学金・助成金やリサーチ・アシスタントの給与を獲得できるので、統計学の博士号、修士号を取得するために最適な選択です。
天文科は、高度な研究と教育のための人材育成を目的として、1992年に台湾で最初に設立された、天文学関連の研究・教育機関です。天文科の天文学および天文物理学に関連するカリキュラムは充実しており、英語で授業を行うことによって、その内容は国際機関と同等の内容を提供しています。主なカリキュラムには、恒星の大気と構造、星の形成と進化、銀河宇宙物理学、宇宙の大規模構造と宇宙論、観測天文学、理論天体物理学があります。また、電波天文学、X線天文学、高エネルギー天体物理学、変光星、星間物質、太陽系物理学、彗星と小惑星などの専門コースも開設し、理論的な講義だけでなく、プログラム計算や機器の操作などのトレーニングにも力を入れています。天文科の教員と学生は、大型シノプティックサーベイ望遠鏡、ZTF、ALMAなど、世界最先端の観測装置を使用した、国際的な大規模プロジェクトに積極的に参加しています。また、本校が鹿林天文台に設置した望遠鏡を利用し、最先端の天文学研究テーマも探求しています。現在、メキシコ国立天文台に2メートル望遠鏡の建設を計画しており、ルービン天文台の観測プロジェクトにも積極的に参加しています。将来的には、時間領域天文学において重要な位置を占めることになるでしょう。
理学部の特色
当センターのスタッフは、長期にわたり国際宇宙ステーションでのAMS実験や大型ハドロン衝突型加速器でのCMS実験に参加しています。アジア太平洋地域および国内の主要な高エネルギー実験チームの一つであり、高エネルギーや重力理論の方面でも高い実力を備えています。当センターが建設した、台湾唯一の100メガワット高強度レーザーのビーム品質と安定性は、同クラスのレーザーの中でも世界最高レベルであり、すでにアメリカやフランスなどの研究チームがこの施設を利用して共同プロジェクトを実施し、画期的な成果を挙げています。

当センターは、中央大学の量子関連の研究チームとエネルギーを統合し、先進的な量子科学技術の研究開発と教育の推進に取り組んでいます。量子科学技術は、新薬や新素材の開発、エネルギー、金融、気候、国家安全などの危機に対してリスク予測、安全な通信、および大規模な複雑計算などすべてに関わっており、人類の生活や生命に革命的な影響を及ぼしています。当センターは、量子技術関連の研究に取り組んでいるほか、国際的な視野と競争力を備えた優秀な人材を育成し、世界における台湾の量子覇権の確立にも注力しています。


鹿林天文台は1999年に設立された、台湾で最も重要な光学天文基地です。台湾における100年来の天文学発展の歴史において、鹿林天文台は多くの新発見の記録を打ち立ててきました。現在の主な研究施設には、LOTカセグレン望遠鏡、SLT RC望遠鏡、LWT鹿林広角望遠鏡があります。また、TAOS掩蔽観測用望遠鏡も4台あり、国内の各大学や研究機関と協力してさまざまな研究プロジェクトを実施しています。このほか、鹿林天文台は科学基地として他の科学分野を支援する役割も担っているため、大気や宇宙に関連する研究プロジェクトも進めています。


太陽電池効率検証実験室
産業界、学界、研究機関の各界を支援するために、各種類の太陽電池部品(DeviceまたはCell)やミニモジュール(Mini-Module)のPVパラメータにおける校正評価結果の正確性、トレーサビリティ、信頼度と公正性を確認するため、国家科学及技術委員会の補助金で、2012年に太陽電池効率検証実験室(PVEVL)が中央大学に設立され、2017年にISO/IEC 17025による 認定された校正室として国際相互認証を取得し、現在全国の大学・専門学校の中で唯一認定を取った太陽電池校正室です。PVEVLのメインな設備は、高近似型ソーラシミュレータ、分光感度測定装置、日本のAISTにトレーサブルな一次基準太陽電池、高精度短絡電流測定装置、分光放射計、標準光源校正システム、室内照明の弱光I-V測定システムなどがあります。
実験室のコア技術について、、財団法人全国認証基金会(TAF)の定期審査は数回とも適合だと評価されます。実験室は、国際規格ISO/IEC 17025:2017、IEC 60904、財団法人全国認証基金会(TAF)の規範および認定項目に準拠、委託機関の要求に応じ、特定の条件下で太陽電池と光センサーの性能検査を実施できます。また、各レベルの実験室に対して、スタッフの現場トレーニングも実施できます。

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